
最近スーパーでササニシキを全然見かけないけど、もう売ってないの?
最近、ササニシキをスーパーで見かけなくなって「売ってないけど、どこで買えるの?」って焦りますよね。
結論から言うと、ササニシキは希少品種になっていて店頭では出会いにくい一方、通販や産地直送、直売所など“探し方”を変えると見つかることが多いです。
さらに、ササニシキ系の米や近い品種を選ぶと、好みに近いごはんにたどり着ける場合もありますよ。
本記事では、ササニシキの現在の状況や産地、どこで売ってるのか、そして代替の選び方まで、あなたが迷わないように順番にまとめます。
ササニシキが売ってない理由や主な産地・特徴を解説

このパートでは、まず「なぜ店頭に少ないのか」を整理しつつ、ササニシキを探すときの基本ルート(通販・実店舗・産地寄りの買い方)をわかりやすくまとめます。
焦らず、見つけやすい順に当たっていきましょう。
- ササニシキが売ってない理由とは
- ササニシキの現在の立ち位置
- 主な産地と特徴
- 実はある、宮城県以外のササニシキ
ササニシキが売ってない理由とは
ササニシキが店頭から減った大きな理由は、簡単に言うと作りにくさと天候リスクです。
粘りが控えめで料理を引き立てる良さがある一方で、栽培面では冷害・猛暑の影響を受けやすかったり、病気や倒伏(稲が倒れること)に弱かったりして、安定してたくさん作るのが難しい傾向があります。
結果として、多くの産地では作りやすい現代品種に切り替わり、ササニシキは「作付けが少ない=流通が細い」状態になりました。
スーパーは安定供給が最優先なので、どうしても棚から外れやすいんですよね。
ササニシキは「主張しすぎない」のが魅力。だからこそ、白ごはん単体で食べるより、寿司・和食・おかずと合わせて良さが出やすいです。
ササニシキの現在の立ち位置

ササニシキは「もう作られていないお米」というイメージを持たれがちですが、現在も主に宮城県を中心に生産が続いている現役の品種です。
ただし、かつてのように全国で広く作られているわけではなく、今は限られた地域・限られた生産者による少量生産という立ち位置が現実かなと思います。
特に宮城県では、ササニシキを地域の誇りとして残そうという動きが続いており、自治体やJA、生産者グループが連携した「復活」「維持」を目的とした取り組みが行われています。
大量生産・大量流通ではなく、品質重視で丁寧に作る方向にシフトしているのが、今のササニシキの特徴です。
参考:tbc東北放送 「私の小さいときはササニシキしかなかった」なぜブランド米「ササニシキ」作付け激減したのか 誕生60周年で販売促進
現在のササニシキの立ち位置
主流品種ではないものの、希少性と料理適性を評価する層にしっかり支持されているお米です。
生産の現場で起きている変化
一部地域では、ササニシキを専門に扱う農家グループが活動を続けており、耐病性や栽培安定性を意識した工夫も進められています。
たとえば、派生品種や改良系統(ささ結など)の研究・普及を通じて、ササニシキの系統を次世代につなげる動きも見られます。
ただし、冷害や天候リスクへの弱さという本質的な課題は変わらないため、作付面積が急激に増えるというよりは、「無理のない範囲で続ける」持続型の生産が中心です。
販売ルートと入手のしやすさ
現在のササニシキは、スーパーの定番棚よりも、通販や産地直送ルートで見かけることが多いです。
楽天市場やAmazonなどの大手ECでは、宮城県産の新米や予約商品として出ることがあり、時期によっては先行予約という形で販売されます。
また、九州や一部地域では自然栽培・有機栽培に取り組む農家が、年間契約や数量限定で販売しているケースもあります。
このあたりは「幻の銘柄」として評価されることも多く、価格よりも価値で選ばれている印象ですね。
課題とこれからの展望
イベントや品評、飲食店での評価などを通じて、「ササニシキだからこそ良い」という再評価の動きもあります。
今後も主役級に戻ることは少ないかもしれませんが、確実に“選ばれる存在”として生き残っていく、それが今のササニシキの現在地だと私は感じています。
主な産地と特徴
ササニシキの主な産地は、現在も宮城県が中心です。
全国的にはほとんど見かけなくなりましたが、宮城県では今も「ササニシキといえば地元の米」という意識が根強く、限られた地域で栽培が続けられています。
かつては山形県や福島県など東北各地で作られていましたが、冷害リスクや作りにくさの影響で作付は年々減少し、現在は東北の一部地域に集約された希少な産地米という位置づけです。
西日本では気候条件が合いにくく、商業的な栽培はほとんど行われていません。
現在の産地イメージ
ササニシキは「全国ブランド米」ではなく、宮城県を代表する地域色の強い銘柄として残っているお米です。
宮城県が主産地である理由
宮城県は、ササニシキが誕生した地でもあります。育成されたのは古川農業試験場(現在の大崎市周辺)で、県北の穀倉地帯はもともと水田稲作に適した環境が整っています。
石巻市や大崎市周辺では、北上川水系をはじめとする豊かな水資源があり、水質の良さが米の食味に影響しています。
また、沿岸部からの海風が夏の高温を和らげるため、ササニシキのようなデリケートな品種でも品質を保ちやすいという背景があります。
こうした条件がそろっているため、同じ宮城県産でも「ササニシキ向きの地域」は限られており、産地表示を見ると、特定の市町村名が目立つのも特徴です。
参考:農林水産・食品産業技術振興協会 良食味多収の水稲品種
ササニシキという品種の特徴
ササニシキの一番の魅力は、粘りが控えめで、あっさりとした食味です。炊き上がりはツヤが強すぎず、淡い白さで、粒立ちがはっきりしています。
口に入れたときの軽さと、後味のすっとしたキレが特徴で、おかずの味を邪魔しないごはんとして評価されてきました。
そのため、寿司、和食、魚料理、煮物との相性が良く、冷めても食感が崩れにくいことから、お弁当や業務用でも重宝されていた品種です。
一方で、冷害やいもち病に弱く、肥料を多く使うと倒れやすいという弱点があります。この栽培の難しさが、現在の作付減少につながっているのが実情です。
ササニシキは環境の影響を受けやすく、同じ品種でも産地や年によって食味に差が出やすいです。購入時は産地表示や生産者情報を確認するのがおすすめです。
ササニシキがまずいは誤解?失敗しない炊き方と合う料理を紹介の記事では、ササニシキの味の評価と、まずいと感じないための炊き方などを紹介していますので、合わせてご覧ください。
改良品種と系統米の広がり
ササニシキの味を残しつつ、栽培の弱点を補うために生まれたのが改良系統の品種です。
宮城県を中心に普及しているささ結は、ササニシキの系譜を引きながら、耐病性や安定性を高めた品種として知られています。
また、東北では「ささろまん」など、ササニシキの食味傾向を受け継いだ品種も登場し、ササニシキのDNAを次世代につなぐ役割を担っています。
これらの存在によって、ササニシキそのものが希少になっても、近い食味を楽しめる選択肢が残されているのは大きなポイントです。
こうした背景を知ると、ササニシキは単なる「売ってない米」ではなく、産地とともに守られてきたお米だと感じてもらえるかなと思います。
実はある、宮城県以外のササニシキ
ササニシキといえば宮城県、というイメージが強いですよね。でも実は、宮城県以外でもササニシキは細々と作り続けられています。
しかもその多くは、大量流通を目的としない、自然栽培やこだわり農家による少量生産。地域ごとの気候や水を活かしながら、「あえてササニシキを選ぶ」人たちによって守られているんです。
ここでは、そんな宮城県以外に存在するササニシキの産地と特徴を、地域別に紹介していきます。
秋田で受け継がれる昔ながらの味
ササニシキというと宮城県のイメージが強いですが、実は秋田県でもごく一部で栽培が続けられている希少な産地があります。
作付規模は宮城県に比べるとかなり小さく、秋田全体の中でも「知る人ぞ知る存在」といった位置づけです。
秋田のササニシキの特徴は、無農薬・自然栽培に近い形で育てられているケースが多い点です。量を追うのではなく、環境と品種の相性を活かしながら、丁寧に作られているのが大きな魅力かなと思います。
秋田産ササニシキの立ち位置
全国流通向けではなく、こだわり派向けの限定流通米として評価されています。
生産量と入手のしやすさ
秋田県産ササニシキの生産量は、県全体で見てもごくわずかです。宮城県産に比べると流通量はかなり少なく、一般のスーパーで見かけることはほぼありません。
その一方で、根強いファンがいるのも事実です。オンラインショップや専門店を中心に、2kg〜5kgといった少量単位で販売されることが多く、見つけたときが買い時というタイプのお米ですね。
秋田産ササニシキは、量は少なくても「味の方向性がはっきりしている」お米です。あっさりしたごはんが好きな人や、素材の味を大切にした食事が好きな人には、かなり相性が良いと思います。
北国の風土が育てる岩手の米
ササニシキは岩手県でもごく少量ながら生産が続けられている品種です。
宮城県ほどの知名度や作付規模はありませんが、地元に根ざした稲作農家が「あえてササニシキを作り続けている」という点が、岩手産の大きな特徴だと感じます。
岩手県は寒暖差が大きく、水資源も豊富な稲作県ですが、その分、冷害リスクも高い地域です。
そうした環境の中でササニシキを選ぶ農家は多くありません。そのため現在の岩手産ササニシキは、量より質を重視した少量・限定的な生産が基本になっています。
岩手産ササニシキの位置づけ
主力品種ではなく、分かる人に向けたこだわり米として細く長く続いている存在です。
生産量と流通の現状
岩手県産ササニシキの生産量は、全国シェアで見ても極めて小さく、一般のスーパーで常時流通することはほぼありません。
主な販売先は、通販や産地直送、ふるさと納税関連が中心です。
楽天市場などでは「岩手ふるさと米 ササニシキ」といった形で、10kg単位の販売が行われることもありますが、数量は限定的で、完売も早い傾向があります。
岩手産ササニシキは、熱心な生産者と固定ファンに支えられて続いているお米と言えるでしょう。
派手さはありませんが、素材を活かす料理が好きな人には、岩手産ササニシキの素直な味わいは一度試す価値があると思います。
コシヒカリ王国で挑まれる新潟の米
新潟県はコシヒカリ王国として知られていますが、その中でササニシキはごく一部の生産者によって細々と作られている希少な存在です。
県全体としてササニシキを広く推進しているわけではなく、「あえてこの品種を選ぶ農家」が限定的に栽培している、というのが実情ですね。
そのため、新潟産ササニシキはスーパーなどの一般流通にはほぼ乗らず、オンライン販売や産地直送を中心とした限定流通が基本です。
量よりも考え方や栽培姿勢に共感する人に選ばれるお米だと感じます。
新潟産ササニシキの位置づけ
コシヒカリが主役の地域で、自然栽培・こだわり栽培の象徴的な銘柄として存在しています。
流通状況と価格帯
新潟産ササニシキは、楽天市場や食べチョクなどの通販を中心に取り扱われており、令和7年産(2025年)では5kgあたりおおよそ5,000円〜9,000円程度と、一般的な銘柄米より高めの価格帯で販売されることが多いです。
これは希少性だけでなく、手間のかかる栽培方法や少量生産によるものです。新潟産ササニシキは、「安く日常使いする米」ではなく、味や背景を理解して楽しむ特別なお米として選ばれている印象があります。
コシヒカリ一辺倒の新潟で、あえてササニシキを選ぶ。その選択自体を楽しめる人にとって、新潟産ササニシキはかなり魅力的な存在だと思います。
雪解け水と寒暖差が生む山形の米
山形県でもササニシキは現在も少量ながら栽培が続けられています。
宮城県ほどの作付規模はありませんが、気候や水に恵まれた特定の地域で「あえて守られている品種」という位置づけです。量を追うのではなく、食味や栽培姿勢に価値を置く生産者が中心となっています。
山形はもともと米づくりのレベルが高い県で、品種選びにもこだわりが強い地域です。その中でササニシキは、粘り控えめ・料理向きの米を好む層に向けた選択肢として細く長く残っている印象ですね。
山形産ササニシキの立ち位置
主力銘柄ではないものの、自然志向・食味重視の人に選ばれる地域限定米です。
入手方法と選び方
山形産ササニシキは、産地直送サイトや山形県直送系の通販で「庄内産ササニシキ」「置賜産ササニシキ」といった形で販売されることが多いです。
流通量は宮城産よりさらに少ないため、見つけたときが買い時です。特に、自然栽培・特別栽培と明記されているものを選ぶと、ササニシキらしいクリアな味わいに当たりやすいと思います。
山形産ササニシキは派手さはありませんが、「丁寧に作られた米を静かに楽しみたい人」にこそ向いている、通好みの選択肢ですね。
阿蘇の湧水が育てる熊本の米
熊本県で作られているササニシキは、全国的に見ても極めて珍しい存在です。
九州ではササニシキ自体ほとんど栽培されておらず、熊本産は「例外的に残っている・復活したケース」と言っていいと思います。
現在の熊本産ササニシキは、主に自然栽培・無農薬・無肥料にこだわるごく少数の農家によって支えられています。
量を出すことを目的とせず、品種の個性と土地の力を信じて育てる、かなりストイックな米づくりです。
熊本産ササニシキの位置づけ
九州ではほぼ見られない中で、志ある生産者が復活させた超希少米です。
流通状況と入手のしやすさ
熊本産ササニシキは、一般流通にはほとんど出回らず、主に通販や専門店を通じて販売されています。
価格帯は一般的な銘柄米より高めですが、それは希少性だけでなく、手間のかかる自然栽培によるものです。熊本産ササニシキは、日常使いというより、価値を理解して楽しむ特別なお米だと思います。
九州でササニシキを味わえる機会は非常に限られています。だからこそ、見つけたときには一度試してみる価値のある、個性の強い一品です。
ササニシキが売ってない時の代替案は?どこで買える?

このパートでは、具体的な入手ルート(通販・直売所・専門店・ふるさと納税)と、ササニシキが見つからないときの代替案(ササニシキ系の米、近い品種)をまとめます。
「買えない」を「選べる」に変えていきましょう。
- ササニシキはどこで売ってるのか
- 通販で買える方法
- ササニシキの後継品種は?
- ササニシキ系の米で近い品種は?
- ササニシキが売ってない時どこで買えるかまとめ
ササニシキはどこで売ってるのか
結論から言うと、ササニシキは一般的なスーパーではかなり見つけにくいお米です。
店頭で常時並ぶことは少なく、「たまたま入荷したらラッキー」という扱いになっているケースがほとんどですね。
現在、もっとも確実に購入できるのはオンライン通販です。
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、主に宮城県産を中心としたササニシキが販売されており、新米の時期には選択肢も増えます。
また、JAタウンのような産地直送系サイトでは、JAが扱う限定ロットや栽培方法にこだわった商品が見つかることもあります。
実店舗の場合は、百貨店の食品売場で行われる東北物産展や、一部の米専門店、地域密着型のスーパーで不定期に扱われる程度です。
「いつでも買える場所」ではないため、探すなら通販を軸に考えるのが現実的かなと思います。
ササニシキは在庫や産年で状況が大きく変わります。探す際は「令和◯年産 ササニシキ」と産年を入れて検索すると、見つけやすくなります。
次の章では、通販サイトごとの特徴や選び方、注意点について、もう少し詳しく解説していきますね。
通販で買える方法

ササニシキを安定して手に入れたいなら、やはり通販がいちばん現実的で選択肢も多いです。
スーパーでは入荷が不定期ですが、通販なら産地や栽培方法、精米状態まで比較しながら選べます。
価格帯の目安としては、宮城県産を中心に5kgでおおよそ4,000〜5,000円台が中心です。無洗米や特別栽培、自然栽培になるとやや高めになりますが、その分、品質や背景がはっきりしているのが特徴ですね。
通販が向いている理由
産地・栽培方法・精米日を確認できるため、ササニシキのような希少品種でも失敗しにくいです。
大手通販サイトの特徴
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、宮城県産ササニシキを中心に、新米・無洗米・玄米など幅広い商品が出品されています。
レビュー数が多く、実際の食感や味の感想を参考にできる点は大きなメリットです。
特に楽天市場は出品数が多く、ポイント還元や送料無料ラインを活用すれば、実質価格を抑えやすいです。Amazonは発送が早く、在庫確認がしやすいのが強みですね。
JA系・産地直送通販
JAタウンのようなJA系通販では、産地が明確なササニシキを購入できます。有機JASや特別栽培など、栽培基準がはっきりした商品が多く、安心感を重視したい人に向いています。
また、食べチョクやポケットマルシェといった産直プラットフォームでは、農家直送のササニシキが販売されることもあります。量は少なめですが、2kgなど小容量で試せる点が魅力です。
自然栽培や無農薬のササニシキは流通量が少ないため、在庫切れが早い傾向があります。気になる商品は早めのチェックがおすすめです。
\迷ったら、JAタウンで安心の産地直送!/
専門店・ふるさと納税という選択肢
米専門店の通販や、ササニシキに特化したショップでは、年間定期便や数量限定ロットが用意されていることもあります。同じ生産者の味を継続して楽しみたい人には向いています。
また、ふるさと納税の返礼品としてもササニシキは人気です。
主に宮城県の自治体が中心で、新米の先行予約や定期配送が選べるケースもあります。実質負担を抑えながら試せる点は魅力ですね。
価格・在庫・発送時期は年や作柄によって変動します。通販で購入する際は、必ず産年・産地・精米日を確認し、最終的な判断はご自身で納得したうえで行ってください。
ササニシキの後継品種は?
ササニシキは長年愛されてきた一方で、冷害や病気に弱く、安定生産が難しいという課題を抱えていました。
そこで宮城県を中心に、「ササニシキの食味を残しつつ、作りやすくする」ことを目的とした後継・改良品種が開発されてきました。
現在、実質的な後継品種として位置づけられているのがささ結(東北194号)で、補完的な存在としてささろまん、さらに系譜をさかのぼる存在としてササシグレがあります。
それぞれ役割や立ち位置が異なるので、順に見ていきましょう。
後継品種の考え方
「ササニシキそのもの」を完全に置き換える品種ではなく、味を継承しつつ、現代農業に適応させた系統が後継として位置づけられています。
ささ結(東北194号)|実質的な後継品種
ささ結(ささむすび)は、ササニシキを母、ひとめぼれを父として交配された品種で、2015年に登録されました。
ササニシキの最大の弱点だった耐冷害性・耐倒伏性を大きく改善し、安定して作れることが最大の特徴です。
食味は粘りが控えめで、さらっとほどけるような口当たり。「ササニシキらしさを最も自然に受け継いでいる品種」と評価されており、寿司や和食との相性の良さから、料理人からの支持も高いです。
宮城県大崎市では独自の厳格な栽培基準が設けられており、タンパク質含有量6.5%以下、環境保全型農業、生物多様性への配慮などを満たしたものだけが「ささ結」として出荷されます。
量より質を徹底したブランド米と言えます。
参考:宮城県産 ささ結
ささろまん|ササニシキを守るための改良系統
ささろまんは、ササニシキの遺伝的特徴を保ったまま、いもち病への耐性を強化したササニシキBL系統です。味の方向性はササニシキと非常に近く、あっさり・軽やかな食感が特徴です。
ただし、知名度やブランド展開の難しさから作付は広がらず、現在はささ結に主役を譲った形になっています。
流通量は少なく、通販などで見かける「ササニシキ」表記の商品に、品種群として含まれているケースもあります。
ささろまんは「味はほぼササニシキ、でも見つけにくい」存在です。実用面では、ささ結の方が選びやすいです。
ササシグレ|後継ではなく“原点”に近い存在
ササシグレは、ササニシキの親品種にあたる在来系統で、戦後一時期は全国シェアの大半を占めていた歴史的なお米です。
高アミロース米で、粘りが非常に少なく、噛むほどに深みのある甘みが広がります。
食味の方向性はササニシキ以上にシャープで、寿司やおにぎりとの相性は抜群ですが、いもち病や倒伏に弱く、栽培難易度はかなり高めです。
そのため現在は、宮城県や大分県国東半島、新潟などで自然栽培農家が少量生産する希少米となっています。
ササシグレは後継品種というより「ルーツを味わうお米」です。価格や在庫は不安定なので、購入時は販売者の説明を必ず確認してください。
どれを選ぶべきか?
安定してササニシキに近い味を楽しみたいならささ結が最有力です。
希少性や原点の味を求めるならササシグレ、ササニシキそのものに最も近い系統を試したいならささろまんが候補になります。
ササニシキの後継品種は、「置き換え」ではなく「進化形」。そう考えると、それぞれの立ち位置が分かりやすくなると思います。
ササニシキ系の米で近い品種は?

ササニシキが手に入らないときに気になるのが、「代わりになるお米はどれ?」という点ですよね。
ササニシキの特徴は、粘りが控えめで、さっぱりした食感、上品な甘みにあります。そのため、代替品を選ぶときも、この方向性を軸に考えるのが失敗しにくいです。
ササニシキに食味が近い品種
血統にこだわらず、「食べたときの印象」が近い米を選ぶなら、以下の品種が候補になります。
| 品種 | 主産地 | 特徴 |
|---|---|---|
| ひとめぼれ | 宮城 | 粘りは控えめ寄りで柔らかく、おかずが進む万能型 |
| つや姫 | 山形 | 艶と甘みのバランスが良く、パラっとした食感も残る |
| はえぬき | 山形 | さっぱり上品で冷めても美味しく、寿司や弁当向き |
| ヒノヒカリ | 全国 | 粘りと甘みのバランス型で入手しやすい |
特に「ひとめぼれ」や「はえぬき」は、粘りが強すぎず、日常使いしやすい点でササニシキ好きからの評価が高いです。
選び方のポイント
ササニシキに近い食感を求めるなら、アミロース含有量が高め(20%前後以上)の、さっぱり系品種を意識すると選びやすくなります。
産地としては、宮城県や山形県の米が比較的方向性が近い傾向です。
一方、コシヒカリ系のような粘りが強い品種は、ササニシキとは真逆の食感になるため、代替として選ぶと「違う」と感じやすいです。
同じ品種でも産地や年によって食味は変わります。最終的な判断は、販売者の説明やレビューを参考にし、ご自身の好みに合うかを確認してください。
ササニシキが見つからないときでも、視点を少し広げると「これならアリ」と思えるお米は意外とあります。ぜひ用途や好みに合わせて試してみてください。
ササニシキが売ってない?どこで買えるか総まとめ
本記事では、ササニシキの現在の状況や産地、どこで売ってるのか、そして代替の選び方などを解説しました。
解説した内容をまとめたので、確認していきましょう。
- ササニシキは現在も生産されているが流通量が少ない希少品種
- 一般的なスーパーでは定番扱いされにくく店頭で見かけにくい
- 主な産地は宮城県で品質重視の少量生産が中心
- 宮城県では復活・維持を目的とした生産者の取り組みが続いている
- 宮城県以外にも秋田・岩手・山形・新潟・熊本で少量生産がある
- 宮城県以外の産地は自然栽培やこだわり農家による限定流通が多い
- 確実に探すなら通販が最も現実的な入手手段
- 楽天市場やAmazonでは宮城県産を中心に新米や予約商品が出やすい
- JAタウンなど産地直送サイトでは産地が明確で安心感がある
- 食べチョクやポケットマルシェでは農家直送の少量ロットが狙い目
- 百貨店の物産展や米専門店で不定期に入荷することもある
- ふるさと納税では新米予約や定期便として入手できる場合がある
- 見つからない時はささ結など後継・改良品種を選ぶのも一案
- ひとめぼれやつや姫など食味が近い品種も代替候補になる
- 探す際は産年や産地を指定して検索すると見つけやすい
ササニシキが売ってない、どこで買えるのか分からないと感じているあなたは、「粘りが強すぎない、あっさりしたごはん」が好きな人だと思います。
実際、今のササニシキは流通量が少なく、スーパーの棚から外れやすいため、普通に探しているだけでは見つからないのも無理はありません。
ただ、ササニシキは生産が終わったお米ではなく、宮城県を中心に今も少量ながら作り続けられています。
探し方を「店頭」から「通販・産地直送・専門ルート」に変えることで、購入できる可能性は大きく広がります。
さらに、秋田・岩手・山形・新潟・熊本など、宮城県以外にもこだわり農家が守るササニシキが存在し、どうしても見つからない場合でも、ささ結などの後継品種や、食味が近い品種という選択肢があります。
「売ってないから諦める」ではなく、どこで・どう探すかを知って選ぶことで、あなたの好みに合ったごはんはきっと見つかります。
まずは通販や産地直送をチェックしつつ、ササニシキ系の米も含めて、納得できる一杯を選んでみてください。
宮城県産 だて正夢 まずい?もち米みたいになる原因と炊き方のコツの記事では、粘りが強いだて正夢の特性と、失敗しない炊き方のポイントを紹介していますので、合わせてご覧ください。

